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2017年2月の記事

Life is Strangeを考える会

 お気に入りゲーム棚に新たに陳列されることになった Life is Strange ですが、話運びで気になった箇所が二つありました。全体的な演出や美術が洗練されているため、小さな矛盾が余計に気になるのかもしれません。ここでは、時間移動そのものにパラドックスがあるという話は考えないことにします。

 以下、作品の大きな「ネタバレ」を含むのでご注意を。

①焼いた写真の問題

 物語を進めると、写真に集中することで、撮影された時間・場所に飛ぶ能力が得られます。
 問題の場面は、この能力を使って過去に飛んではみたものの、元の場所で第三者によって「写真が焼かれたために」強制的に元の場所に戻される、というくだりです。
 タイムリープものでは珍しく、時系列的に未来の行動が過去に影響を与えていることになるのが斬新です。どうしてそんなことが起きるのか。
 ここでは、写真内に移動するのは意識だけで、体は元の世界に残っていると解釈してみます。つまり過去に戻るのではなく、過去を現在から操作している感じです。現在の時間は同じように流れていて、写真が焼かれると意識が戻される、という解釈です。
 ただ、クロエなりウォーレンなりがこの先何十年先であっても、問題の写真を焼くなり破るなりすることがあれば、マックスは元の世界に戻されることになり、そんな危うい設定を残しておくとは考えにくいところ。


②竜巻問題

 物語ラストで蝶の撮影時点に戻る選択は、バタフライエフェクトで世界が壊れることの回避策でした。
 ここでひとつ、疑問が生じます。時間操作の能力を使わずに未来を変えてもバタフライエフェクトが発生するのかどうか。過去に戻ったマックスは本来知らないはずの事実をいくつか知っているので、それができてしまいます。
 このマックスは、クロエがネイサンに撃たれた以降の「本来の」未来を知りません。したがって自分のどの行動が未来を変えてしまうのかわからない状況にあり、いつ変えてもおかしくない状況です(実際には、過去に戻ったあと、物事は(偶然)理想通りに進んだように見えます)。
 いっぽう、時間操作さえしなければいいのなら、マックスには未来を変えられるチャンスがあります。あくまで可能性ですが、クロエがネイサンに撃たれる前に物陰から出ていけば助けられた可能性があります。これはプレイ中にも気になってもやもやしていました。

 結局のところ、身も蓋もないようですが、蝶の写真を撮ったあと以降の経験は、時間操作の能力含めてすべて幻覚だったという解釈が好きです。親友の死を目の前にしてどうにかこの現実を回避できないものか考え続けた結果、生み出した妄想だったという解釈です。


※追記 「Hospital Ending」(Wikia)について

 エンディングの候補として、ネイサンに撃たれた後のクロエの病室が用意されていたという裏話。ひょっとすると、能力を使わずにクロエをかばうという選択肢があったのかな?

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Life is Strange

 Life is Strange は2015年発売の、時間の巻き戻し能力を使って進めるアドベンチャーゲームで、高評価のレビューが多いので気になって買ってみました。でもカメラ操作が思ったより煩わしく、序盤の序盤で中断して、漬物石を載せて一年ほど寝かせていました。
 ひょっこり思い出して再開したところ、クロエが物語の中心にいることに気づいてからは面白さが加速して止められなくなりました。巻き戻しを使うパズルは単調にならない工夫がされていて、たまに裏切りがあって楽しい。それで一気にエンディングまで進めました。

 ぐす。ぐす。うう。うううう。うわわーん! 号泣である。自分の学生時代の記憶と重ね合わせて、どちらももう戻ってこないんだなあと思うと切なくなって泣いた。
 クリア後には指定品の撮影というやりこみ要素があって、そのためにリプレイ開始です。結末を知った上でリプレイすると、ちょっとした場面でまた泣ける。ぜっ…たい…に……死なせないッ……!! ぶほっ(鼻血)。でも撮影もそんなに数はないのですぐに終わってしまい、現在放心状態であります。このやり場のない情熱をどうしたものか。


 続編がすでに開発中らしいのだけど、マックスとクロエの話ではないと知って一喜一憂する羽目になった。

† まどか☆マギカとの共通点について
 考えてみると単に、「バタフライ効果を端的に表すのに竜巻はわかりやすい」というだけのことかもしれません。いずれにしても、最終問題の解消法がまったく違うのが面白いと思いました。

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