耳コピ支援ツールWaveTone
秋も深まり、寒い日が増えてきました。すっかり耳コピの季節ですね。
耳コピは、歌や楽器の音を聴いて、ドレミのどの音が鳴ってるか調べる作業です。好きなアーティストの曲を楽器で弾いてみたくなったときに、楽譜が市販されてなかったり、財布が空っぽだったりしたときに行います。後者はいわば「財布空だから採譜からはじめよう」状態です。すごくつまらない。
いわゆる絶対音感のない人でも、手元に楽器が何かひとつあれば、元の曲(音源と呼ぶことが多い)の音の高さと聞き比べることで、意外と音がわかったりします。
耳コピの詳細についてはここでは触れませんが、最近耳コピに超便利なフリーウェアを見つけたので紹介だけさせてくださいお願いします。
あっきーさん作の「WaveTone」というプログラムです。Ackie Soundで無償配布されてます。
どんな感じなのか、ちょっとだけ紹介させてくださいほんとお願いします。原曲をWaveかMP3形式で用意するか、PCに録音できる状態にしておくことが前提です。
※追加で、WMA、AAC、M4A、Ogg Vorbis形式を読み込めるようにもできるらしい
インストール不要なタイプです。もらってきたzipファイルの中のフォルダを、マイドキュメントあたりに解凍します。
起動して原曲ファイルを開きます。曲ファイルをWaveToneのウィンドウに放り込んでもOK。

ダイアログが出てきます。解析ボタンを押します。

解析結果がピアノロールで出ます。ピアノロールは、時間軸を横方向、音の高さを縦方向に表したものです。再生ボタンを押すと原曲が流れ、それにあわせて画面が左から右に流れていきます。コナミの音系ゲームだと縦に流れるアレです。オルゴールを図示した感じ。
色のついた部分が、原曲の音がピアノの音階でどの高さに近いのか、解析したもの。音の強さによって色が変えられてます。

解析メニューの「テンポ解析」を開くと、音の強さから自動検出されたテンポが初期値として表示されてます。この曲の場合8/4拍子と解釈されたようで、倍の210になってます。画面の指示に従ってテンポをあわせます。
テンポをあわせておくと、解析メニューの「コード解析」を指定拍数ごとに行えます。

デフォルトでは非表示になってるリズム(拍とキー)とコード行を表示させるボタンです。
コード解析をすると、解析されたコードはこの行に表示されるだけでなく、再生時にピアノの音で鳴ります(†)。コードだけをMIDIファイルに書き出すこともできます。

マウスカーソルの真下にはグレーのラインが表示されます。クリックすると、その高さのピアノの音が鳴ってくれるので、1音ずつ調べることもできます。

原曲の音数が少ない部分だとこんな感じ。和音の構成音がすがすがしいぐらいくっきりわかります。
A♯になってますが、B♭と表示させる設定もできます。

速度音程タブを押すと、1/10倍速までの遅回しと、音程変更もできます。
こんな感じです。ふつうはコード外の音もじゃんじゃん重なって鳴ってるので、コード解析だけで採譜を終わらせるのは無理ですが、とっかかりとして一瞬で土台を作ってくれるのは非常に便利です。しかもこの機能でフリーウェアて。フリーウェアて~。
興味がわいた方はぜひAckie Soundへどうぞ。速弾きフレーズをテープの遅回しを繰り返してコピった経験がある方なら、時代が進んだことを実感できるかもしれません。
†MIDI音源によっては、発音が遅れることがあります。そのときはファイルメニューの設定から「MIDI発音補正時間」をミリ秒単位で指定します。
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