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2009年10月の記事

耳コピ支援ツールWaveTone

 秋も深まり、寒い日が増えてきました。すっかり耳コピの季節ですね。

 耳コピは、歌や楽器の音を聴いて、ドレミのどの音が鳴ってるか調べる作業です。好きなアーティストの曲を楽器で弾いてみたくなったときに、楽譜が市販されてなかったり、財布が空っぽだったりしたときに行います。後者はいわば「財布空だから採譜からはじめよう」状態です。すごくつまらない。

 いわゆる絶対音感のない人でも、手元に楽器が何かひとつあれば、元の曲(音源と呼ぶことが多い)の音の高さと聞き比べることで、意外と音がわかったりします。
 耳コピの詳細についてはここでは触れませんが、最近耳コピに超便利なフリーウェアを見つけたので紹介だけさせてくださいお願いします。

 あっきーさん作の「WaveTone」というプログラムです。Ackie Soundで無償配布されてます。

 どんな感じなのか、ちょっとだけ紹介させてくださいほんとお願いします。原曲をWaveかMP3形式で用意するか、PCに録音できる状態にしておくことが前提です。
 ※追加で、WMA、AAC、M4A、Ogg Vorbis形式を読み込めるようにもできるらしい

 インストール不要なタイプです。もらってきたzipファイルの中のフォルダを、マイドキュメントあたりに解凍します。
 起動して原曲ファイルを開きます。曲ファイルをWaveToneのウィンドウに放り込んでもOK。


 ダイアログが出てきます。解析ボタンを押します。


 解析結果がピアノロールで出ます。ピアノロールは、時間軸を横方向、音の高さを縦方向に表したものです。再生ボタンを押すと原曲が流れ、それにあわせて画面が左から右に流れていきます。コナミの音系ゲームだと縦に流れるアレです。オルゴールを図示した感じ。
 七色のスペクトルが、その時点で聴こえる音がピアノの音階でどの高さに近いのか、解析したもの。音の強さによって色が変えられてます。


 解析メニューの「テンポ解析」を開くと、音の強さから自動検出されたテンポが初期値として表示されてます。この曲の場合8/4拍子と解釈されたようで、倍の210になってます。画面の指示に従ってテンポをあわせます。
 テンポをあわせておくと、解析メニューの「コード解析」を指定拍数ごとに行えます。


 デフォルトでは非表示になってるリズム(拍とキー)とコード行を表示させるボタンです。
 コード解析をすると、解析されたコードはこの行に表示されるだけでなく、再生時にピアノの音で鳴ります(†)。コードだけをMIDIファイルに書き出すこともできます。


 マウスカーソルの真下にはグレーのラインが表示されます。クリックすると、その高さのピアノの音が鳴ってくれるので、1音ずつ調べることもできます。


 原曲の音数が少ない部分だとこんな感じ。和音の構成音がすがすがしいぐらいくっきりわかります。
 A♯になってますが、B♭と表示させる設定もできます。


 速度音程タブを押すと、1/10倍速までの遅回しと、音程変更もできます。

 こんな感じです。ふつうはコード外の音もじゃんじゃん重なって鳴ってるので、コード解析だけで採譜を終わらせるのは無理ですが、とっかかりとして一瞬で土台を作ってくれるのは非常に便利です。しかもこの機能でフリーウェアて。フリーウェアて~。
 興味がわいた方はぜひAckie Soundへどうぞ。速弾きフレーズをテープの遅回しを繰り返してコピった経験がある方なら、時代が進んだことを実感できるかもしれません。


†MIDI音源によっては、発音が遅れることがあります。そのときはファイルメニューの設定から「MIDI発音補正時間」をミリ秒単位で指定します。

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Vocaloid 2 「Project if...」

 初音ミクのアペンドディスクは年内発売予定で作られてるようですが、若干遅れ気味みたいです。
 並行して、もうひとつのVocaloid 2「Project if...」なるものが進行してたようです。

[VOCALOID2情報] 「Project if...」についての余談と、講演に関するお詫び"(Cryptonブログ)

"VOCALOID2「Project if...」/崖の上のポニョ"(Youtube)

 Youtubeの動画は、この新Vocaloidを使ったデモソング。子供の声です。声優のVocaloidエンジンとの相性もあるのかもしれないけど、歌声がまた一歩、人間に近づいてるように聴こえる。ただ、しゃくり上げがちょっと不自然に思えるし、1曲通して自然な感じに編集するのはまた苦労するのだろうね。

 いま売られてる他のVocaloidは、たとえば初音ミクでも、ジェンダーファクターという値を変えれば年齢の下がったような声を出せます。実際そうやって子供声にして歌わせた動画はけっこうあります。なのにあえて「子供Vocaloid」を作るという発想がwatさんらしいというか、それが仮に売れた場合にどういった変化が起きてくるのか、素人には予想もつきませぬ。選曲も難しいだろうし、児童合唱団を編成したり童謡を歌わせたりして、それがすんごい受けるとも思えないし。いや、選択肢を増やすという意味ではありなのかな。でも、watさんはもっとすんごい何かを狙ってるように思える。
 「watさんらしい」なんて書きましたが、あくまであっしが各種メディアを通じて知ったwatさんのイメージから思ったことであって、ご本人とは面識ありません。

 と、やいのやいの言いながら、実際にこれが出たら面白そうだからという理由でまた買っちゃう気がしてなりませぬ。一時期、買ったのに遊ばないゲームのパッケージが山積みになってたように、今度は音源のパッケージが山積みになってゆくのだ。

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Windows 7での音楽系動画投稿

 Windows 7での音楽系動画投稿についてメモ。次の環境・手順でニコニコ動画用に音楽系の動画を作る方には、もしかしたら参考になるかもしれません。

・OSはWindows 7 Professional x64
・曲の元データはWave形式、44.1kHz/16bit
・Premiere Elements 8で背景と字幕合成
・AviUtlでエンコード

 動画投稿サイトにアップした動画は、容量や通信量がある基準を超えると再エンコードという処理がされ、画質や音質が劣化します。逆に言えば、劣化をさけるためには、あらかじめ基準ぎりぎりになるように調整した動画を用意することで、再エンコードを回避しなければなりません。

 手順は下記のようになります。今回さんざん試行錯誤して気づいた留意点をいくつか書きます。

  1. 作った曲を44.1kHz/16bitのwave形式で書き出し。
    ※44.1kHz/32bitだとAviutlが読めない(ちなみに44.1kHz/16bitはCD音質)
  2. Premiere Elementsのサウンドトラックに読み込み。絵や動画、字幕なんかをぺたぺたつける。サウンドトラックはタイミングを見るためのものでPremiereからは出力しないので、サウンドトラックの終点≦その他トラックの終点にしておくと何かと便利。
  3. 「書き出し」タブで「コンピューター」→「AVI」を選ぶ。プリセットの「非圧縮Microsoft AVI」を選んで、詳細設定ボタンを押す。
    ※Premiere Elementsのバージョンによっては、ファイルメニューからの「書き出し」でないと詳細設定ができない模様
  4. 「オーディオを書き出し」チェックを外す。ビデオコーデックを「UYVY」に。幅・高さはそのままでOK。
  5. 「OK」を押して場所とファイル名を設定。全編出力なら「ワークエリアバーの範囲のみ書き出す」はチェックなしでOK。
     動画完成までじっくり待つ。非圧縮なので数分の音なし動画でもGB単位のファイルになったりする。
  6. AviUtl起動。「aviutl_h264 - ニコニコ動画まとめwiki」をちらちら見ながら作業を進める。
     ・「設定」メニューの「サイズの変更」でニコ動サイズに(512 x 384など)に変える
     ・5で作ったAVIファイルをAviUtlにドラッグして放り込む
     ・1で作ったwaveファイルも続けて放り込む
  7. ファイルメニュー「プラグイン出力」から「拡張 x264 出力(GUI)」を選ぶ。前述まとめwikiを見ながら、設定を完了させてエンコード開始。途中MP4Pluginの実行確認(UAC)が表示されるので許可。
    ※今回音質重視ということでエンコード設定は「AAC-LC」。長さが4分だったので、まとめwikiの計算式にあてはめて映像ビットレートは約240kbpsに設定して作りました
    ※拡張 x264 出力(GUI)プラグインが確かに正しい場所にあるのに、プラグイン出力のメニューが灰色表示され使えず長考の構えに入った方は、AviUtlの本体のあるフォルダ(=プラグインも含む)がドライブ直下にあることも確認してみてください。今回はそうしたら使えるようになりました
    ※拡張 x264 出力(GUI)プラグインに必要なファイルのうち、「Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2」はWindows 7 Proでは自力で入れなくていいみたいです。「Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージ (x86)」も入れようとするとエラーが出た気がしますがごめんなさい忘れました。
  8. MP4ファイル完成。中身をチェックして(†)、Smile Videoから投稿。500人待ちとかになってれば、ご飯を食べに行こう。

    †設定ミスやうっかりミスですんごい内容になってないかよく見るのだ(自分に言い聞かせるように)
  9.  手順はこんなところです。AviUtlや必須プラグインの入手先については、長くなるのでやっぱりまとめwikiをご覧ください。さて、ご飯を食べに行こう(早く行け)。

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[SecondLife]こっそり大流行Emerald Viewer

 セカンドライフのクライアント(ビューワ)は仕様が公開されてて、有志による改良ビューワが提供されてます。
 でも今までは、わざわざ非公式のものを使う人はそんなにはいなかったのだな。

 Emerald Viewer(旧称GreenLife Emerald Viewer)もそんな非公式ビューワの一つですが、今回ある機能が追加されたため一躍有名になりました。

 胸が揺れます。

** 2009/10/25時点で、胸を揺らす設定にしてシェイプを編集するとシェイプが消えるか使えなくなるバグがあり、まだ修正されてません。大事なシェイプは必ずバックアップをとっておきましょう。 **
詳しくは公式サイトの記事"[EMERALD] WARNING! Don't lose your shapes!"を

 Emerald Viewer独自の仕様は他にも山盛りあるんですが、ここ数日でこのビューワ使い始めた人の目的は、これです。間違いありません。
 デフォルトでは設定がオフになってます。環境設定(Preferences)の「Emerald」→「Page2」→「Effects」という最深部にある、「Enable enhanced physics on avatar breasts」にチェックをつければOK。その下にさらにパラメータが複数あり、スタッフのこだわりが見られます。

 急激にユーザーが増えて公開テスト&バグ修正は進むと思うけど、現状クラッシュ系&持ち物が見えなくなる不具合もあるようなので、継続使用するなら、Emerald Viewerの開発元Modular Systemsの情報(英語)はちょくちょく見たほうがいいかもしれません。Emerald Viewerもそこのダウンロードページからもらえます。「optimized」版でクラッシュするなら「normal」版を試すといいらしい。

 ちなみにセカンドライフのアカウント取得も無料です。これを機会に始めてみるのはいかが。
 あとになって、始めたきっかけを聞かれると相当かっこ悪いけど!



 Youtubeに続々と有志による動画がアップされてます。2つほどリンクしときます。
 初期のセカンドライフのアバターしか知らない人だと、アバターの容姿がブラッシュアップしたことに気づくと思う。

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