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2007年3月の記事

物語を書くことは

 物語を書いてみました。日記を読むつもりで開いてくれた人は、突然変な話が綴られてて焦ったものと思います。
 いま、自分でどの程度のものが書けるのか確かめたくなって、公開を前提に書き進めました。

 いやー、物語を作るのって面白いです。サイキックな話は一番書きたかったジャンルなので、それも後押ししてました。でも難しい。
 キャラクターと舞台の設定がある程度固まれば、話は自然と流れます。ひっきりなしに次の展開が頭に浮かんできて、その中から取捨選択をする要領です。でも文章にしてみると、それまでに書いたものとのつじつまあわせに時間をとられます。設定を見て話を進めて、設定を見直して話を修正して、という繰り返しの作業です。
 いくつか限界も見えてて、自分の場合、想像力だけで状況描写をするにはまだまだ力不足なようです。これまで以上に人間観察と、取材の必要性を感じました。

 と、知ったかぶりしましたが、こういった「物語の創り方」を理解しながら書けたのはほんとうに初めてでした。
 一週間ほど、通勤の電車の中や仕事の休憩時間、トイレにいるとき、寝る前などおよそ考えられる空き時間をすべて、話を考えるのに費やしました。この時間がとんでもなく楽しかった。書くのは遅くて、原稿用紙一枚分に数時間かけてます。
 そのくせ中途半端な話ができあがってしまい、正直あっしには「作品」と呼べるほどの質や量のものを書き切るのは相当厳しそうです。まあ無理とは言い切らずに、書く努力を続ける予定ですが。しばらくは、いままでゲームに使っていた時間をすべて創作にあてるかもしれません。今回ちょっと本気で「小説を書いてやるぜ!」とか考えてます。果たしてこの意気込み、いつまで続くものか。

 ゲームやアニメ、小説を鑑賞することに興味がなくなったわけじゃないので、ぼちぼち日記も続けます。

※件の変な物語ですが、恥ずかしさにだんだん耐えられなくなってきたので非公開にしました

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ドラクエVIIIが未プレイなわけ

 ファミコンのドラクエとドラクエⅡにはゲームデータの保存機能がなくて、代わりに、前回王様に聞いた「ふっかつのじゅもん」を入力すると、続きができるようになっていました。このふっかつのじゅもん、ひらがなばかりの無意味な文字の羅列なので、書き取りを誤って続きができなくなることが、少なからずありました。

 私の家には当時「ゲームは週に30分まで」という、高橋名人が頭から温泉マークを出して怒り出しそうなルールがあって、ふっかつのじゅもんを書き誤ろうものなら、2週間前にゲームの進行を巻き戻されてしまうのです。
 その日も、「ふっかつのじゅもんがちがいます」とはねつけられた私は、メモを何度も見直してリトライしましたが受け入れられず、めそめそしながら先週と同じ道のりを進むことにしました。
 めそめそする私を見て不憫に思ったのか、祖父が「なんで泣いとるんや。じいちゃにだけ教えてくれ」と声をかけてきました。私はふっかつのじゅもんと世界の関係について身振り手振りをまじえて熱心に説明しました。祖父は大きく頷くと、「ゲーム終わったらわし呼んでくれや」と話して、書斎に戻っていきました。
 30分が経過し、私は王様の前にキャラクターを立たせて、祖父を呼びました。
 祖父は、ふっかつのじゅもんの書き取りを手伝ってくれました。それから、声のいい召使いを12人呼んで、1人が書き取った内容を読み、1人がテレビ画面と突き合わせる読み合わせ精査を、12回×2セットしました。
 メモは、一切の文字の劣化が起きないようフィルムにはさまれ、さらに小型のジェラルミンケースにしまわれました。5分もすると邸宅前に黒いバンが到着し、バタバタ開いたバンのドアから黒服の男が2人出てきました。祖父は黒服の男に「これをスイス銀行に」と話して、ケースを手渡しました。バンはキキキキキと猛烈なスピンアンドダッシュをかけ、砂埃を巻き上げながら走り去りました。

 さて、1週間後。私が学校から帰ると、私の机の上に、ジェラルミンケースが届いていました。祖父が「さあさあ」とせかすので、私はケースを開き、フィルムからメモを取り出し、ドラクエをセットしてファミコンの電源を入れ、入力を始めました。
 じゅもんを入れ終わり、祖父と顔を見合わせ、入力完了のメニュー「おわる」を選んだときに表示された文章は。表示された文章は。

 ふっかつのじゅもんがちがいます。

 何回試してもだめで、声のいい召使12人を呼んで入力させても、鼻のいい秘書を呼んで入力させても同じでした。愛犬ポチ=ボナパルト=ラッシーに入力させると変なじゅもんを入れました。
 祖父が突然立ち上がり、なぜか現在の私に向かって「何や、このオチは安易すぎやろ」と叫びました。大声に驚いた子供の頃の私はごくりとつばを飲み込み、その場でしりもちをつきました。その勢いで後ろにでんぐり返りをしたあと、ごろごろと転がりながら部屋を出て、壁に大変高価な絵画の飾られた廊下を渡り、らせん階段を加速しながら降下し、大理石の広間の中央を火花を散らして転がり抜け、大扉をぶち破って表に出ました。
 外は大雨でした。灰色の空の下、私は転がり続けました。転がる私を見た人は例外なく両手を斜めにつきあげて飛び上がり、側溝にとぽんとぽんとはまっていくのです。
 私は泣いていました。そして誓ったのです、こんな悲しい思いをするのなら、ドラクエなんてもうやらないと。

 そういうわけで、ドラクエVIIIは未プレイです。

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[SecondLife]1stインプレッション

 セカンドライフってゲームで、リアルドルが稼げるんだよーと聞いて、ちょろっとプレイしてみた。
 まだ英語版しかありませんが、ベーシックアカウントだと無料で遊べます。

 要は自分の分身(アバター)を使ったチャットシステムなのです。これのどこに現金を得るチャンスがあるのかというと、ゲーム内の服、アクセサリー、建物に乗り物、果てはゲーム内ゲームに至るまで、プレイヤーが創作して他プレイヤーに販売することができるのです。稼いだゲーム内通貨はゲーム外で仲介業者を通して現金に交換することが認められています。そこで、他プレイヤーがほしがるようなオブジェクトをうまく作ったり、人が集まるイベントを企画したりすれば、もうかるらしいのです。
 シムピープルで、家具なんかを創作してネットで配布する人がいましたが、どうやらあんなノリのようです。
 もうかるとは言っても、参加者全員がもうかるはずもなく、能力と発想次第です。宣伝は鵜呑みにせず、素直に、ゴージャスな仮想世界を使ったチャットツールだと考えたほうがよさげです。


 アバターの編集から創作活動は始まっています。上の画像のようなつまみが150あって、つまみの組み合わせによっては人に見えない顔もできてしまう。思い通りの顔にしようとするとちょっときーっ!となるかもしれないので、覚悟は必要です。試行錯誤しながら、粘土細工をこねあげるような感じ。この作業のあとに、現実の街を行き交う人の顔を見てみると、どの人の顔もまともな顔、許せる範囲におさまっていることに感動できます。ああ、人はなんて美しいのだろう。人の顔はなんて美しいのだろう。生命の、自然の神秘を感じます。
 話が大きくなり過ぎました。性別含め、アバターの編集はあとからいつでも可能で、設定は保存できるので、瞬時に別の体型、顔、性別に変化することもできます。
 はじめに用意された設定だと髪型が少し不自由なんですが、これはあとから別に制作したパーツを取り込めば増やせるようです。


 耳をとがらせて鼻を高くして、どんぐり眼に…とやっていると、エルフ風味に。
 つまみを調整する以外に、画像ファイルから取り込んだテクスチャを貼りつけることもできます。このエルフには、チュートリアルでもらえるチェインメイルシャツを着せています。


 キャラメイクはそこそこにして、空を飛んでみる。アバターは全員飛行能力を持っています。高い建物の屋上やら飛行中の気球なんかに、まっすぐに向かえます。


 仮想世界内の看板には、QuickTime動画がはめこんであったりします。動画を見ていたら、隣にいた男のアバターに「やあ、今日時間があってね、今日だけぼくのQueenになってくれないかな?」と話しかけられました。
 てきとーにはぐらかして抜け出してきた。
 英語力がそれなりにあれば、こういう状況も楽しめるかもしれません。

 街を見て回ると、オーソドックスな建物にまぎれて、前衛芸術っぽいオブジェも目立ちます。

 いまは空いた時間をもっぱらVanguardに割いているので、セカンドライフの続きは遊ばないかもしれません。日本語版が出たらまたちょろっと遊ぶかもしれない。以上、さわりだけプレイしてみたレポートでした。

※追記
 ここに書いたのはあくまでもちょろっと触った感想で、いまの段階で正当な評価ができているとは思えないので、4Gamerで組まれていた特集記事「Second Lifeの匠を訪ねて~メタバースの挑戦者達~」をリンクしておきます。プロのライターさんと仮想世界の「匠」が、セカンドライフの魅力を語っています。

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