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2005年10月の記事

自販機と私

 自販機の前で今日飲むドリンクを慎重に選ぶ。コーヒーにすべきかコーラにすべきか、はたまたドクターペッパーにするべきか。選考にあたりその日の体調や眠気の度合い、気温・天候・湿度・メガネの汚れ具合・冥王星からの電波量などを考慮に入れた上で総合的な判定を下す。
 その日はコイン投入後、横一列に並ぶ角形のボタンのうち、ペットボトル入りストレートティーの出ることを示唆するものをグーで押下。ゴトガタン。前屈みのままつり銭取り出し口からジュースの取り出し口に手を伸ばす動作はなかば自動的に行われたものの、そこにあるはずのペットボトルになかなか手が触れず、ごそごそやってるとカゴメ野菜生活の缶が2本あることに気づいた。

 はて。いま2本出てきたのか、誰かが1本を取り忘れていたのか。

 農薬入りジュース事件なんてのが起きてた時代に幼少期を過ごしたものだから、取り出し口に2本ジュースを見つけたときには激しく警戒してしまう。

 それに、なんで紅茶を選んだのにカゴメ野菜生活が出ておるのだ。

 だが重要なのは、カゴメ野菜生活×2本(180円)がストレートティー1本(120円)より価値があるということだ。
 私は歯軋りした。数多くの選択肢の中からただ一つストレートティーを選出した過程や苦労を思い返すと悔いが残るが、背に腹はかえられない。かと言って腹に背はかえられるかと問われればどっちも大事だと答える。どっちも大事だ。

 渦巻く疑念や電波を振り払い、涙をこらえてカゴメ野菜生活2本を持って帰ることにした。

 ※地震の影響で自販機の調子がおかしかった模様デス

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[BloodRayne]吸血鬼再び製品版

 ゲームで再現される空間は年々リアルになり、ゲームは現実に似た、しかし現実ではない現実の疑似体験を行うスペースに近づいている。ゲームの中には、ゲームの攻略そのものよりは、この疑似体験に醍醐味があると思えるタイトルが存在する。
 BloodRayneシリーズは、不死身であるヴァンパイアの血を引くダンピールの、あらゆる面において人間を超越する能力を疑似体験できるゲーム。

 ただ残念なことに、BloodRayne 2ではゲーム性を重視したためか、前作に比べ跳躍力が抑えられてしまった。

▲この段差に

1回のジャンプで届かない! 前作のファンであるならば、飯がのどに通らなくなるほどの衝撃である。コンビニでうな重を買って食べたらなんか別の魚の味がしたときぐらいの衝撃である。

 なお、周囲の動きを遅延させる(ように見せる)能力は健在。3段階にレベルアップするのだが、無制限に使えるのは1番効果の薄い1段階目のみ。前作のファンであるならば、てりやきマックグランを頼んだのに開けてみるとてりやきソースがかかってなかったときに匹敵する衝撃を受けるだろう。

 

▲日光にさらされると煙を上げて焦げ始める。日陰を好む特性が疑似体験できてしまう。元々日陰を好むので疑似体験するまでもないという話もある。失礼だな。あと水も苦手。レインのコスチュームはクリア後のおまけ。

▲高みの見物。よくわからないが、高低差がありすぎると敵の弾が当たらないようだ。
 不死生物の血を引くレインは高い場所から落ちてもダメージを受けないが、高すぎると死ぬ。境界線がよくわからないが、とにかく高すぎると死ぬ。また、壁にへばりつき、壁づたいに高いところに登ることができる。登れない壁もあるのが惜しいが、こうした特性も体験できてしまうのだ。

 これだけ書いておいてアレだが、BloodRayneシリーズは血に飢えたヴァンパイアの疑似体験をするためのゲームであるために、ゲームを進める上で残虐な行為は避けて通れない。表現のエログロさが並でないために、誰にでもおすすめできるタイプのものでないことが至極残念だ。


その他気になるオブジェ2点。

▲男子便所
▲女子便所

 便所である。プレイ中にキャラクターが便意を催すゲームは珍しいが、そうしたゲームでなくとも便所をわざわざ再現するのは、明らかに便所を本来の用途に使うためではなく、オブジェとしての便所を観賞し、楽しむためなのだ。

 BloodRayne2には、男女別に便所が用意されている。特に人がいたりするわけでもなく、大変に無駄な空間である。しかも見ているうちに飽きる。無駄でつまらないことに力を注ぐこと――そこに美学が存在する。

▲エレベーター。目的階に着くと金網製の扉が互い違いに開くレトロなエレベーター。レトロと言っても、レトロウィルス科に属する直径100nm程度のウィルスのことではない。将来的にこのタイプのエレベーターを備えた家に住むのが私の人生の目標である。どうでもよい。

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