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2005年4月の記事

東京セブンローズ

 井上ひさしの「東京セブンローズ」を讀んだのですが、戰中戰後の國民の意識の移り變はりがはつきりと書かれてて、切なくなつてしまつた。中國でいま踊らされてる人たちも、外部の大きな圧力がかからないと、意識を變化させることはできないのかな。平和憲法のもとで敎育を受けた世代として、世界は戰争をしない方向に進むものだと半ば信じ込まされてる部分もあるんですが、かうした信念のあることも、日本への嫌惡感しか育てない敎育下にある人たちには信じてもらえさうにないのが悔しい。ほんの六十年ほど前までは日本もああだつたわけで、もつとひどいこともしてたわけで、亜細亜の國に攻め込んで植民地化した挙句亜米利加にまで喧嘩を賣つてぼこぼこにされ、ころつと手の平を返したやふに「もう戰争はしません」と宣言してたわけで、日本つて國もちよつと蟲がよすぎたかなとも思ふわけです。政治家の思惑がどうであれ、中國が日本の敎科書の内容に敏感なのも仕方のない面もある。

 などと、選挙にも行かぬ若僧がぶつぶつ言ふとります。
 仮名遣いを直す作業をすると、自分の語彙の乏しさがありありと判りへこみます。

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桜と読書

 花が咲いて初めて、家の近くにもけっこうな数の桜が植えられてることに気がついた。

 電車で村上春樹の海辺のカフカを読んでたら、隣に親に連れられたそわそわしがちな小学生の子が座って覗き込んできたので、ページをめくるたびに話がエロい展開にならないように祈ってどきどきしてしまった。まあ意味はわからんとは思うが。満員電車で村上春樹は控えようと思った。東京に来て半年、まだまだ慣れぬことばかりです。

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